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ここからすべては始まりました。

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おばあちゃんが教えてくれたこと。これが私たちの畑の物語の始まり。

 

ひいじいちゃんは泉野村(現在の茅野市泉野)生まれ。娘である私たちのおばあちゃんには1男5女の兄弟がいて、馬や蛇や生き物が大好きな子供たちだったそう。村の人からいつも頼りにされてたお兄ちゃんが跡を取る予定だったのだけど、戦争に行って帰ってこなかった。だからまだ未婚だったおばあちゃんが跡取りになったんだ。呉服屋さんで仕事をしていたおじいちゃんは農作業をしたことがなかったのだけど、とても真面目な人だったから、一生懸命働いてみんなが守ってきた畑をさらに大きくして頑張った。そんな姿を見ながら畑と一緒に育ってきた私の母は、自分のレストランを持ちたいと夢見る父と結婚。念願の店「レストラン ディモア」を始めてからも、両親揃って時間を作っては祖父母の畑仕事を手伝ってきた。

両親もちょっとずつ年を重ねてきて、今後どうしていこうかと思ってたところに、偶然私が茅野市出身のたかしくんに出会って結婚した。その時東京で会社員をしていた私たち夫婦は、2011年の東日本大震災を機に、これから家族としてどこでどう生きていきたいか考えていた最中だった。その時に両親に畑や蔵の場所を案内してもらって、自然に囲まれて楽しく遊んだ子供時代を思い出した。流れる空気がとても気持ち良くて「野菜をつくること」「農業」ってものを仕事にしたらどうなるかなって初めて考えた。そして、思い切ってこの茅野という土地に戻ってきた。それが畑と私たち、そして傍のはじまり。

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私たちの畑は農薬や化学肥料は一切使わない。祖父母の時代は生育の早さとか収穫量を考え使うのが当たり前だったのだけど、レストランを始めて、食に真摯に向き合っていた両親は自然をありのままでという気持ちが膨らみ20年前から方向を転換。持ち前の探求心を発揮し、近所の方々に変り者扱いされながらも、農薬や化学肥料を使わないで栽培できるように試行錯誤を重ねてきた。山の上方で畑を作る私たちの川の水の使い方も、下で農業する人たちにとっても大切だって思ったんだって。

 

今は私たち二人も加わり、霜と戦ったり、強風に倒されたり、虫たちと駆け引きをしたり、毎日新しいアイデアと挑戦そして発見を繰り返し、畑と仲良く暮らそうとしている。大変なことも多いけど、自然の力に圧倒されたり、感動しながら日々楽しんでる。

偉大な八ヶ岳に見守られているこの茅野という土地で、自然も人もそして野菜も気持ちよく居られるかを身をもって実践できるように考えたい。自然が与えてくれる恵みに向き合って、素直に受け入れ受け入れられる。そして、大切に守られてきた畑の物語を一緒に紡いでいきたいなと。

そんな私たちの想いを、傍という場所を通して少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

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畑の一年のはじまりは雪がまだ残る2月。ここから年末まで一気にに駆け抜けます。

畑が大切だからこそ、少しでも知ってほしい。それぞれの月の畑仕事を少しだけご紹介します。

​冬が足踏みする2

有機物(米糠、魚カス、菜種油粕、昆布、鰹節、腐葉土など)と発酵を促す菌を混ぜ合わせて、微生物による有機物の発酵作用を利用したぼかし肥料を作る。

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雪が溶けだす3

その年に使いたい野菜を決め、種の仕入れ、作付け計画を立てる。ハウス内では、トマトの定植まで栽培する葉物の種をすじ撒きし、水くれスタート。

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春の訪れが嬉しい4

フキノトウや山ウドなどの山菜が畑の隅っこに顔を出す。ハウスの葉物が収穫できるようになって、朝採りベビーリーフサラダがプレートに登場。ぼかし肥料が完成し、畑に撒き、トラクターをかける。油断大敵!まだまだ雪は降るし、霜も降ります。天気予報にびくびくする毎日。

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カッコウが鳴きだす5

八ヶ岳の雪が解けて、木々の新緑がきれいな季節。まだまだ霜の心配もあるけれど、カッコウが鳴きだしたら苗の定植。畑一面にマルチをひき、通路に藁を引きます。山ウドの葉、山椒の葉、こごみ、葉物やカブなどが収穫できる。

​5

水の恵みで野菜が
ぐんぐん育つ6

時期をずらしてトウモロコシの種を撒いていく。ハウスのトマトはぐんぐん伸びて、色づくのを待つ。たくさんの野菜が成長して、畑が青々としてくる。順々に野菜の収穫がはじまる。ニンニクや玉ねぎを収穫する。

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夏に沸く7

7月の頭に初物のトマトがとれる。ズッキーニ、きゅうり、いんげん、ビーツ、ニンジンなどなど、たくさんの野菜で畑がにぎやかに!

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てんてこ舞いの8

主力のトウモロコシやトマトをはじめ、野菜たちの収穫最盛期に!とれたて野菜の直売もしますよ。

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台風にドキドキの9

引き続き沢山の野菜の収穫の毎日。必ずやってくる台風に野菜たちがダメージを受けるので、柱を立てたり、縄でつないだり、できる限りの対策を打つ。強風でなぎ倒されることもあるけれど、起き上がる力を信じて、倒れてしまったらまとめて収穫してスープやお料理へ。秋収穫用に最後の種まき(ダイコン、野沢菜、ニンジン等)をする。

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畑が還る10

野菜たちがだんだんと終盤を迎えてくる。かぼちゃ、ニンジン、菊芋、ビーツなど保存のきく野菜たちを収穫して貯蔵。ハウス内で秋冬収穫の葉物を栽培する。地面が凍り付いてしまう前、一年のお礼と共にトラクターをかける。

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挨拶の11

漬物用に野沢菜と畑に残った秋野菜を大事に収穫(グリーントマト、スイスチャード、パセリなど)し、初霜に備え、かぼちゃやイモ類の保存作業。

近所のお米農家さんの藁立てをお手伝いし、マルチの間の通路にひく来年の藁を分けてもらう。

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傍では毎年新しい野菜や、品種に挑戦したりするけれど、大体20種類くらいのお野菜を栽培しています。

​ここではその中でも毎年お目見えするスタメンをご紹介!どれも思い入れがありすぎて困ります。

きくいも

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とうもろこし

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トマト

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​ビ

​ツ

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バタ

 

ナッツ